離婚するには理由が必要?行政書士が教えます!

離婚するには理由が必要?行政書士が教えます!

離婚には理由が必要な場合と必要ない場合があります。「協議離婚」「調停離婚」「裁判離婚」と離婚の方法として大きく3つに分類されますが、約9割の方は協議離婚にて離婚まで至ります。この3つの離婚方法ですが、それぞれに理由は必要なのか?どのように離婚していくのか?福岡の行政書士が説明していきます。

離婚の理由として多いもの

・離婚の理由はなにが多い?

司法統計によると、離婚の理由として男女共に一番多いのが「性格の不一致」とされています。ですが、性格が合わないという理由はあまりにも抽象的すぎだと思いませんか?浮気やDV、モラハラや親族との付き合い方など様々なキッカケが原因で性格が合わないということに気付く訳です。性格の不一致が離婚の理由として最も多い理由が「離婚の理由としてあげやすい」からだと考えられます。

・女性の申し立てで多いもの

女性の申し立てで多いものは「生活費を渡さない」「モラハラ」「DV」「浮気」この4つが挙げられます。生活費を渡さないことやモラハラを理由に申し立てを行う方がここ近年では増えているようです。これは、生活費を渡さない事を経済的DVと言ったり、精神的な虐待をモラハラと言ったりし、世間の認知度が高まったからではないかと思います。

・男性の申し立てで多いもの

男性の申し立てで多いものは「モラハラ」「浮気」「親族関係がうまくいかない」「セックスレス」の4つが挙げられます。私自身驚いたのが、男性の申し立てでもモラハラが上位に入っている事でした。最近ではメディアでもモラハラという言葉をよく耳にしますし、逆DVのようなことも耳にします。女性から男性にもDVがあるという認識を世間がし始めた流れなのでしょう。

協議離婚は理由が必要?メリットデメリットは?

・協議離婚は理由はいらない

協議離婚とは夫婦で話し合い離婚を成立させるものですので、離婚の理由は必要ありません。極端な話し「自由になりたいから」などの理由でも離婚は可能です。なんとなく離婚しようと思ったら離婚できるのが協議離婚です。夫婦で話し合い、離婚する合意があれば離婚届を出して離婚が成立します。

・協議離婚はメリット

夫婦の話し合いで離婚が成立するので、争いがなければ数時間~1日2日と早く離婚が成立します。調停や裁判になってしまうと、どうしても時間がかかってしまいますし、お金もかかってしまいます。更に裁判離婚で弁護士に依頼するのであれば弁護士費用も何十万円とかかってしまうことになるでしょう。協議離婚はそのような事がないので、短期間にお金をかけず離婚できるのが最大のメリットでしょう。

・協議離婚のデメリット

言い争いになった場合、かえって時間がかかってしまうという事も有り得ます。上でも書きましたが夫婦で話し合って決めますので、喧嘩になってしまうかもしれません。また、言い争い以前に話し合いの場すら設けることができずに、はぐらかされてしまう可能性もあるのです。

・協議離婚の流れ

まず、夫婦で話し合うことになりますが、話し合う内容は離婚の条件についてです。慰謝料、財産分与、親権などについて決定します。その決定した内容を離婚協議書にしましょう。あとは、離婚届を出したら無事離婚が成立ということになります。(参考:福岡の離婚協議書作成ならお任せ下さい

調停離婚は理由が必要?メリットデメリットは?

・調停離婚も理由はいらない

調停離婚とは協議離婚しようとしたが話し合いがまとまらなかったり、話し合いすら出来なかったりという場合に調停による離婚を目指します。調停離婚では調停委員と呼ばれる人が夫婦双方の話しを聞き調整を行います。理由はいりませんが、離婚理由の説明は必要になります。そもそも、離婚をしたいと考えてる場合は離婚の理由がないということはないでしょう。離婚調停も理由はいらないという意味は法定離婚事由にあたる証明をしなくていいということです。

・調停離婚のメリット

調停離婚のメリットは調停委員が間に入る為に、話し合いが進展しやすい点があります。また、調停で離婚が成立し調書に慰謝料などが記載していれば強制執行をできることもメリットです。

・調停離婚のデメリット

調停を申し立てたから必ず離婚が成立する訳ではありません。更に時間も数ヶ月単位でかかってしまうことも多いのです。調停が不成立になると、協議離婚か裁判、審判離婚の選択肢になります。審判離婚とは例外的なもので、離婚をさせたほうが夫婦の為と裁判官が判断した場合のみ実行されます。

調停離婚は理由が必要?メリットデメリットは?

・裁判離婚は理由が必要

裁判離婚は協議離婚や調停離婚とは異なり法定離婚事由が必要になります。この離婚事由は民法上では5つあります。

・浮気、不倫(不貞行為)

・悪意の遺棄

・3年以上の生死不明

・回復の見込みのない強度の精神病

・その他婚姻を継続しがたい重大な事由

上4つは具体的に書いてあるため比較的分かりやすいとは思いますが、5つ目のその他婚姻を継続しがたい重大な事由が今ひとつピンとこないと思います。これは、DVやモラハラ、セックスレスや金銭問題などを包括した内容と理解すればいいです。

 

・裁判離婚のメリット

裁判離婚のメリットは相手の意思に関係なく離婚を成立することが可能です。協議離婚や調停離婚では相手の合意が必要でしたが、裁判離婚は裁判官が成立させることができるので、裁判で離婚できる場合はそれにあわせて準備しておきます。(参考:福岡の離婚・浮気問題なら行政書士へ)証拠に基づいて法的な判断が下される為、証拠がかなり重要になっていくでしょう。浮気等の証拠集めも行政書士福岡法務では可能です。

・裁判離婚のデメリット

何よりも費用と時間がかかり、精神的にもかなり疲れることになります。また、裁判は公開が原則のためにプライバシーがないというデメリットもあります。そう考えると協議離婚が多いのも納得いきます。

行政書士福岡法務は離婚相談が無料でできます

・離婚や浮気に悩んでいる

離婚するにあたり、様々なことで不安になったり誰に相談するべきか分からない事もあるでしょう。行政書士福岡法務は浮気の証拠収集から離婚協議書作成まで、離婚や浮気業務には特に力を入れております。多くの浮気の相談を受けてきた実績がありますので、一緒に解決まで頑張りましょう。

・24時間365日対応しています

離婚や浮気の相談をしたいと思っても働いていたりして中々平日に時間が取れない方も多いと思います。行政書士福岡法務では夜の時間帯であったり、土日でも相談ができるようにしています。まずは電話やメール、ラインにて相談下さい。