特定行政書士の研修を終えて

特定行政書士の研修を終えて

 

特定行政書士の研修終了

特定行政書士の研修がやっと終わりました

こんにちは、行政書士福岡法務です。ここ最近の土日は特定行政書士の研修をずっとしており、先日研修が終了しました。遅寝遅起の私としては朝起きるのが相当辛く、研修中も前半はあまり集中できませんでした。10月20日に試験があるので約1ヶ月ほど余裕があり、その間に勉強をしておかなければと思います。この研修やテキスト代に8万円もかかっている訳ですから無駄にしたくありません。過去問があるかどうかは分かりませんが、まだこの特定行政書士の試験が始まって数年という短い歴史なので、あまり対策のしようがないかもしれません。とりあえず過去問を探すところから始めないと。

 

特定行政書士の研修内容

研修自体は面白いと思う分野もありました。行政書士の基本である行政手続法から行政不服審査法に行政事件訴訟法などを中心に学びました。さらに民事訴訟法の勉強もあり、当然これも試験に出るようになっています。特定行政書士になると審査請求ができるようになる訳ですから、民事訴訟法と似た部分もあるので、試験科目になっているのでしょうね。法律要件や法的効果等あまり耳なじみのないような言葉ばかり出てきましたが、要は証拠が何よりも大事だよという内容でした。

 

平成30年の特定行政書士試験は?

行政手続法8問、行政不服審査法8問、行政事件訴訟法7問、民事訴訟法4問、職務倫理3問という出題だったようです。特に特定行政書士として重要な最初の3法に関しては出題数も多く、年々細かい事まで聞かれるようになっているようです。ただ、民事訴訟法は行政書士の試験で勉強はしていませんし、職務倫理は勉強のやりようもないのかなと思います。ただこの2法だけでも7問もあるので、捨てる訳にもいきません。職務倫理は常識的に考えれば分かりそうですが、民事訴訟法が一番の問題ですね。30問の中の4問は結構多いような気がします。ますます過去問をどこかで入手しないと。

 

特定行政書士に合格できるのか

特定行政書士の合格率

大体65~69%くらいの合格率のようなので、余裕じゃん!!と正直最初は思いました。ただ、よく考えるとこの試験を受けられるのは行政書士試験に受かった人達なので、この確率を高いと考えるのか低いと考えるのかは微妙です。この一ヶ月が受かるか受からないかの差が出ると思うのですが今月から忙しくなり勉強時間が確保できるかな・・・。言い訳と思いつつも仕方ないとも思い、受からなかったら嫌だなとも思っています。思ってばっかりで勉強もせずブログを更新するという行動をとっております。笑 

 

行政不服の申立ては何が多い?

特定行政書士になると、行政不服の申立てが出来るのですが何が最も多いのでしょうか。地方公共団体への行政不服の申立ては生活保護が多く、国に対しては社会保険に関するものが最も多いようです。特定行政書士が審査請求ができる場合は「前条の規定により行政書士が作成した官公署に提出する書類に係る許認可等に関する審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立ての手続について代理し、及びその手続について官公署に提出する書類を作成すること。」と定められている通り、行政書士が作成した場合のみに限られてきます。なので、自分で許認可申請して不許可処分を受けた場合は行政書士に審査請求を依頼するということはできないということです。